プランニング
コンセプト策定


ドクターからお話を聞いても開業を思い立った理由は「家族」、「医局」、「労働環境」と本当に様々です。しかし、この段階ではまた「開業」を憧れのような存在に捉えているに過ぎません。今後10年以上に渡ってクリニックを経営していくという長い道のりを考えた場合、開業に憧れを持つだけではその道のりを歩んでいくのに不十分です。
開業を思い立ったら「なぜ開業をしたいのか」、「どのようなクリニックを作っていきたいのか」というコンセプトを明確にすべきです。そしてそのコンセプトを目標として突き詰めていくことが安定した開業準備と開業後の経営につながっていきます。


開業準備を進めていく中で、クリニック経営を行っていく中でドクターは様々な決断を迫られますが、コンセプトが唯一の判断基準となります。
これは求められる決断の優劣が評価しにくいケースがほとんどだからです。
例えば、クリニックの名称をどのようなものにするかという点を考えると、何れの名称をつけたとしても間違いであるとはいえません。
しかしコンセプトに合致しているかという基準を設けることで判断がしやすくなります。
コンセプトがなければ判断に迷いが生じるだけではなく、それぞれの判断がばらばらになりかねません。
市場調査に基づき、綿密に打ち合わせ、先生方が理想とされる医院設立の根幹となるコンセプトを作りましょう。
開業地域の精査

ご希望の開業地域の中から、有望地を抽出します。
有望地について簡易立地診断等の土地調査を行います。
地主様と賃貸の意思確認、条件等の聞き取り調査を行います。
賃貸可能と判断される土地について精密なマーケット調査を行います。
立地の最終的な決断にあたって助言をします。
賃貸契約内容について助言と支援を行います。
不動産取引業者と協業いたします。
賃料の妥当性、事業収支への影響などの助言をいたします。
賃貸契約は、事業用定期借地契約を基本とします。
開業までの地代、保証金の支払時期などについて地主と交渉します。
6~9ヶ月要するのが標準的です。
開業場所は医院成功の大きな要です。
候補地域のマーケティングリサーチ、物件探しを納得いくまで行いましょう。
事業計画書作成

事業計画書は開業手続のかなめとなる資金繰りを綿密に組み立て、金融機関から有利に融資を引出すための重要なツールです。また、当社の事業計画書は開業日までしか使用できないというものではなく、開業後も医院経営の指針となるよう、十分なヒアリングを行い、先生の思いを計画書に反映いたします。
例えば以下のような先生の疑問に答える内容の事業計画書を作成いたします。
自己資金と借入金のバランスは適正か?
設備投資は過剰になっていないか?
診療科目に適した人材配置は何人が適正か?
資金繰りが一番苦しい時点はいつか?
納税が発生する時期はいつか?
利益を確保できる患者数は何人か?
借入とリースはどちらが有利か?
正確に計画書を作り込む事で、先生の不安を軽減する効果があります。
事業コンセプト、場所をふまえ、3年後5年後の資金計画、事業予測、マーケティングプランを立てていきましょう。

